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肌をきれいに保つために行うスキンケアですが、実はそのせいで逆に肌がぼろぼろになってしまっている人もいます。
今回はコスメ好きほどはだはボロボロになってしまうのか?を検証してみましたのでご紹介します。
 

コスメ好きほど肌が汚かったという事を発見した

ある記事でこんなものを見つけました。
2001年、私は北里研究所病院美容医学センターで皮膚の状態をくわしく検査する美容ドックを開設しました。
全身の健康を検査する人間ドックのように、肌の健康状態をチェックする美容ドックが必要ではないかと考えたのです。
美容ドックは新聞やテレビ、そして雑誌でとりあげられ、おおぜいの患者さんが押しかけてきました。
おかげで、たくさんの肌のデータもすぐに集まりました。
そのデータを集計して、私は仰天しました。
美容ドックを受けた最初の女性227人のうち、188人はほおが乾燥し、干からびてボ口ボロの状態になっていたのです。
実に83パーセントに当たります。
しかも、そのうちの105人、つまり全体の半数近くの肌が最悪の状態でした。
健康、または正常といえる肌の人はわずか39人、17パーセントしかいない。
そのうち、非の打ちどころのない理想的な肌をした人は、たったの2人でした。
たとえば、105人、つまり、全体の半数近くを占める最悪の肌とは、どれほどひどい状態なのでしょう?
それは、肌の表面にあるこまかい網目状の講をキメ(または、皮構)といいますが、悪い肌だとそのキメがまったくみえません。
完全に消えてしまっています。
キメがないということは、皮膚が萎縮して、もはや細胞分裂ができていない状態です。
膠原病をわずらっている人や、水泡ができる程度のやけどが治ってきて、薄皮がはってきたときと同じ状態で、病的としかいいようのない肌です。
そんな肌の持ち主が全体の半数近くもいたのですから、われわれは本当に驚き、最初はその結果が信じられませんでした。
しかも、美容ドックを受診してくれたのは、スキンケアをさぼっているような人たちではありません。
1時間ほどの検査に3万5000円ものお金を払って、自分の肌をみてもらおうというのですから、みなさん、スキンケアに対する意識が高く、むしろ人並み以上に熱心にスキンケアをしている女性ばかりでした。
それなのに、8割以上の人の肌がボロボロで、しかも、全体の半数近くが、細胞分裂もロクにできていない病的な状態だとは・・・。
さらに調べてみると、熱心にスキンケアをしている人ほど、肌は乾燥して荒れはてているようでした。
彼女たちの肌に何かとんでもないことが起きていることはたしかです。
私はこの事実を2001年に美容皮膚科学会で発表しました。

「キメ」こそ美人肌の決め手

美容ドックをはじめて、患者さんの肌の状態を診断する上でとくに役立ったのは、「ビデオマイクロスコープ」で観察するキメの状態でした。
このマイクロスコープは、パソコンに接続して、モニター上で皮膚の表面を30倍から500倍に拡大して観察できるハンディタイプの顕微鏡で、肌の表面にあるキメや毛穴、皮膚の内部にあるメラニンや毛細血管、コラーゲン繊維などもくっきり写しだします。
くすみや、炎症のある、なしまで一目瞭然です。
肌のキメとは肌の表面にあるこまかい網目状の講のこと。
年齢に関係なく、赤ちゃんであれ、80歳、90歳の高齢者であれ、健康な肌にはキメが刻まれています。
このキメの状態は肌の健康や美しさの度合いを表しています。
キメがこまかくてひとつひとつの形が整っている肌ほど弾力があり、うるおいに富み、みた目も美しい。
健康で美しい肌のキメは、網目模様の中がさらにふたつの三角形に分かれ、細胞分裂がさかんなほど、その三角形が勢いよく盛りあがっています。
ところが、高齢者の肌や、間違ったスキンケアを続けている人では、網目模様が大きくなりますし、キメの溝が浅くなり、網目の中の三角形も四角くなり、盛りあがりもなくなり、たいらになって、最後はまったくキメのない肌になってしまいます。
このような肌は、薄くて、弾力が失われているため、小ジワができやすく、極度に乾燥しています。
そして、極度に乾燥しているため、洗顔後の肌がひどくつっぱるのも特徴です。
実際、患者さんたちの肌をマイクロスコープでみても、肌の調子がいいという人にはちゃんとキメがあるのに、乾燥などの不調を訴えている人にはキメがほとんどありません。
多少キメのある人でも、せいぜい鉛筆でうっすら描いたライン程度の頼りないものでした。
そして、スキンケアやコスメ好きの人たちが集まる美容ドックでは、半分近くの患者さんたちの肌がボロボロ状態だという、悲惨きわまりない現実を目の当たりにしたわけです。

化粧品をやめれば、キメは整う

ボロボロの干からびた肌をした女性がなぜこれほどまでに多いのか?
はじめの頃こそ見当がつかずに頭を抱えていましたが、その謎はだんだんと解けてきました。
患者さんの中には、何をつけても肌が赤くなってしまう女性たちがいます。
いわゆる敏感肌の人です。
マイクロスコープでみると、そういう女性たちの肌には、キメがほとんどなくて、肌は乾燥しきっています。
次の章でくわしく述べますが、乾燥がはげしいということは、体内の水分の蒸発を防ぐ保湿膜がこわれているのと同時に、肌を外界の刺激から守るはずのバリア機能も働いていないのです。
バリア機能が働いていなければ、化粧品が皮膚の中にダイレクトに入りこんだり、刺激したりして炎症が起きて、肌が赤くなるわけです。
何をつけても赤くなるのですから、そういう患者さんたちは、しばらく化粧品を使わないで様子をみるしかありません。
そこで、まずは1か月間、クレンジング、クリーム、乳液、美容液、化粧水、そして、ファンデーションもやめて、洗顔もなるべくせっけんは使わず、水だけにしていただきました。
ーか月後に来院したときに、マイクロスコープで肌をみると、何もつけなかった人たちは全員、キメが再生して、肌の乾燥感や洗顔後のつっぱり感もなくなっていました。
いっぽう、キメが改善していない人や悪化している人たちは、決まって、何かをつけた人たちでした。
ところが、何もつけなかった患者さんたちも、肌の乾燥がおさまって、キメができてきたと知ると、ひと安心。
もう大丈夫とばかりに、化粧品でケアをはじめます。
するとまた、すぐに肌が赤くなってしまうのです。
マイクロスコープでみてみると、キメが浅くなっていて、洗顔後のつっぱり感も、もとの悪い状態に戻っています。

なのでやはり化粧品を使う事で肌を逆に痛めてしまっていたことが分かりました。
次回はどうすれば具体的にこの炎症を治す事が出来るのか?
肌の再生能力についても説明していきますのでお楽しみに☆